コーギーオーナーが教える!コーギーの飼い方注意点3選
この記事を読まれている方は、コーギーが好きだったり、これからコーギーを飼ってみたいと思っているのではないでしょうか。
食パンのような可愛らしいお尻に、大きなお耳、胴長短足の愛らしいボディのコーギーですが、実際に飼うとなると大変な点もあります。
本記事では、コーギーオーナーのセキが愛犬エマと暮らす上で、感じる飼い方の注意点3選を解説します。
本記事を読んで、コーギーを飼うか悩んでる方の参考になれば幸いです。
コーギーはどんな犬種
コーギーの飼い方の注意点の解説をする前に、コーギーとはどんな犬種なのかを解説します。
コーギーは、イギリスのウェールズが原産の牧羊犬で、大きな耳に胴長短足の愛らしい外見と、牧羊犬らしい活発な性格で知られています。
一般的にはペンブローク・ウェルシュ・コーギーとカーディガン・ウェルシュ・コーギーの2つの種類があります。
ペンブローク・ウェルシュ・コーギーは短い尾を持ち、耳が立っているのが特徴です。
カーディガン・ウェルシュ・コーギーは尾が長く、耳がやや丸みを帯びており、ペンブロークと比較して、体格が大きめです。
コーギーは元々家畜の牧羊犬として飼育されており、その頭の良さと忠実さから家庭でのペットとしても人気があります。
活発で知的な性格ですが、牧羊犬としての経験から、激しい運動を好みます。
また、人間との絆が非常に強く、友好的で愛情深い性格を示します。
コーギーは中型犬の分類ですが、牧羊犬の血統から、活動的でエネルギッシュな犬種です。わんぱくな性格から、しっかりとしたトレーニングと適切な運動が必要ですが、適切にケアすることで忠実で信頼できる家族の一員として素晴らしい存在となります。
イタズラ大好き!小さいうちの躾が重要
家具を噛むのは序の口です。壁に穴が空かないよう対策を
コーギーに限らず、多くのワンちゃんに共通する点かもしれませんが、コーギーも若いうちは色々なイタズラをしてしまいます。
パピー(1歳未満の子犬)のころは歯が抜け替わるため、歯が痒くなるためか、家具の足などを噛んでしまうということがよくあります。
しかし、家具の足を噛むというのはまだまだ可愛いもので、家の壁を爪で引っ掻き、穴を開けるというのもしばしばあります。
上記はまだ穴が小さいほどですが、外出から帰ると壁に穴が空いているなんてことがしばしばありました。
(当時は新築で購入して半年ほどだったので、かなりショックを受けた記憶があります。)
当然注意をしますが、子犬のため簡単には収まらず、セキはサークルにプラスチック板を貼って対策しました。
また、壁に穴が空いてしまったとしても小さい穴であれば補修キットがあるので、ある程度の修復は可能です。
小さいうちからの社会化を
コーギーは牧羊犬としての血統からか警戒心が強いため、他の犬などに吠えやすい傾向があるようです。
コーギーを飼っているorコーギーを飼っていた方はコーギー愛が強いからか、セキが散歩していると自分も昔コーギーを飼っていたんだという方によく話しかけられます。
話を伺うと、散歩中に他のワンちゃんに会うと吠えてしまうので、深夜などを狙って散歩していたという話をよく伺います。
(お天道様の下は歩けなかったと仰ってる人がいたのをよく覚えています。)
社会化が大切という話を聞いていたので、エマの場合は生後間もない頃からスリングに抱っこしながら散歩したのが功を奏したのか、散歩中に他のワンちゃんに吠えるということは少ないように思えます。
ただ、ドッグランなどで大型の犬種に遭遇すると怖いのか威嚇してしまうので、小さい頃から大きいワンちゃんと触れ合う機会も作るべきだったと反省しています。
幼いうちは食糞も・・・しかし3歳ごろには落ち着きます。
セキの躾が悪いのかイタズラをすることも多いエマですが、成長に併せてイタズラは収まっていき、2歳半ごろからはほとんどイタズラをすることはなくなりました。
お恥ずかしながら、エマは1歳ごろまで食糞をしてしまうことが多くありました。
共働きで日中はリビングで1人で過ごすことが多かったからか、うんちをした後にすぐに食べてしまうことが多く、ペットカメラを使って監視などもしていましたが、それでも防ぐことができずに悩んでいました。
しかし、食糞も成長とともになくなり、今では長期間雨が続いて散歩ができずにストレスが溜まっているなど、かなり特殊な状況の時だけになりました。
(完全に撲滅できていないのが悲しいところ)
セキ家ではエマがちょうど1歳になる頃に娘が産まれました。
第一子のため、生活が娘中心になってしまい、エマと過ごす時間も少なくなってしまい、一時的に嫉妬からかイタズラが増えてしまいました。
ですが、それも半年ほどで落ち着き、今では仲良く過ごしているように思えます。
犬の飼育と子育ての両立も慣れるまで試行錯誤が必要でしたが、それは別記事で紹介しようと思います。
結論としては、環境の変化などでイタズラすることも多いですが、注意したり、おもちゃで遊んで気を逸らすなどしていけば、成長に合わせてイタズラは減っていく傾向にあると思います。
3歳ごろには落ち着くので、根気よく向き合っていくことが大切だと思います。
わんぱくな犬種!毎日のお散歩が欠かせない
コーギーは牧羊犬の血統であることから、運動量の多い犬種のため、毎日30分〜1時間程度の散歩を欠かすことができません。
散歩量が少なくなると、ストレスが溜まってしまい、イタズラをするようになったり、体調が悪くなり、嘔吐することもあります。
そのため毎日散歩をする必要があるのですが、エマの場合はまだ若いため、かなりエネルギッシュなことから、散歩開始時には400m程度のダッシュから始まります。
また、セキは横浜市在住のため自宅周辺には坂が多く、エマ自身も坂ダッシュが好きなことから、上り坂ダッシュから始まります。
仕事終わりなど夜間に散歩することが多いのですが、セキとしてはリフレッシュとして楽しめているものの、あまり運動が得意でない方には大変かもしれません。
毎日散歩したいところではありますが、雨天時や道路が濡れている際はお散歩することができません。
雨天時はエマが濡れてしまうというのもあるのですが、コーギーのような短足族の犬種は地面とお腹が近いため、地面が濡れているだけでもお腹に泥汚れがついてしまうので、散歩は諦めています。
梅雨時など雨が続いてしまうと家の中でのおもちゃ遊びだけでは運動量が確保できないため、近隣の屋内ドッグランを利用します。
横浜近隣の方でしたら、中華街にあるワンコットさんがかなり整備された屋内ドッグランのためおすすめです。
抜け毛が多い!定期的なブラッシングとシャンプーが必須
コーギーはダブルコートと言われる毛質で、長めの毛と短めの毛の2種類の毛が生えています。
コーギーに限らず、ダブルコートの犬種は毛が抜けやすく、1日で家中が毛だらけになってしまいます。
毎日掃除機をかけたいところではありますが、仕事と育児の都合から毎日の掃除機がけが困難なことから、セキ家ではルンバを使用しています。
家自体が綺麗に保てるという面もあるのですが、ある時1週間ほどルンバをオーバーホールに出したところ、エマがくしゃみを連発するようになったため、犬自身にも毛が多い状況はよくないようです。
(その後ルンバが戻ってくるとエマのくしゃみもおさまりました)
抜けた毛の対策としてのルンバも当然有効ですが、犬の健康管理という側面からは、定期的なブラッシングをすることが有効です。
ブラッシングを定期的に行うことで皮膚の健康が保たれ、皮膚病などの予防につながります。
ちなみにブラッシングをすると無限に毛が抜け続けるので、ある程度のところで止めましょう。
(おそらくもう一匹分の毛束ができあがります。)
また、ブラッシングだけでなく、定期的なシャンプーを実施する必要もあります。
お散歩や普段のトイレなどで少しずつ汚れが溜まっていき、シャンプーから2週間ほどすると残念なことに獣臭くなってしまいます。
トリマーさんなどにお願いすることも可能ですが、シニア犬になると対応してくれなくなり、最終的には自分でやる必要があることから、セキ家では自宅でシャンプーをしています。
お風呂場でシャンプーをするのですが、シャンプー自体は15分ほどで終わるものの、その後の乾燥工程で40分ほどかかります。
当初は一般的なドライヤーを使用していましたが、最近はペット用のブロアーを導入したことで、乾燥時間が短縮され、30分もかからなくなりました。
シャンプーは中腰で行うので腰にきますし、乾燥中は毛が舞い上がり続ける環境ですので、それなりに大変な作業であるとご認識ください。
現在では2〜3週間に1度の頻度ですが、一般的な家庭では月に1度という家庭が多いようです。
エマの場合はパピー期に生まれつきのアレルギー性の皮膚病の疑いがあり、常に体を各仕草をしていました。
獣医師さんと相談して、フードを変えるなどの対処を実施しても改善されなかったことから、週1でのシャンプーを実施することで症状が改善しました。
現在では体をかく症状が見られなくなったため、月1〜2度の頻度にしています。
エマの場合は幼少期に皮膚病が疑われたことからシャンプーの頻度を多めにしていますが、一般的にはシャンプーを高頻度で行うと、皮膚が乾燥して別の皮膚病を起こす可能性があるため、月1度程度が良いようです。
まとめ
本記事ではコーギーオーナーのセキが愛犬エマと暮らす上で、感じているコーギーを飼う上での注意点3選を解説しました。
イタズラ対策や、お散歩にシャンプーなど何かと手がかかるので、コーギーに限らず犬を飼うにはそれなりの覚悟が必要です。
しかし、遊んでと足元によってくる姿や、ツチノコになって床に落ちている姿を見ると愛くるしいなという感情が湧き、家族の一員として癒しを提供してくれています。
まだまだ喧嘩をすることも多いのですが、2歳の娘がエマを気にする素振りを見せることもあり、教育の一環にもなっているとも感じます。
生々しい話ですが、年間10万円単位でのお金もかかり、散歩など時間的な拘束も発生するので、安易に飼うことはおすすめしませんが、それでもエマを迎え入れてよかったと思う今日この頃です。
エマしか迎え入れたことのないセキの経験を元にお伝えしましたが、本記事を参考に愛犬を迎え入れることを検討している方の参考になれば幸いです。